Gibson Hummingbird
戻る 東京都にお住まいのH.I.さんから1978年製Martin D-45と1973年製Gibson Hummingbirdのリペアご依頼をいただきました。Gibson Hummingbirdはフレット交換、ブリッジプレート・リペア、サドル溝再加工を含む弦周りのトータルリペアを行いました。リペア後のギターを受け取られて、とても暖かいメッセージが届きました。
ギター工房オデッセイ 樋口 英之 様
本日Gibsonをようやくじっくりと弾くことが出来ました。
6弦側だけが反ってきて苦しくなってきたチューニングが、全弦同じ傾向になり、すんなり決まるようになりました。フレットがすり減ってビビっていた1・2弦も復活しました。
フィンガー主体のギターという希望により弦高も低くセットされ弾き易くなっています。
一番の希望だった6弦の音量は間違いなくアップしていて、音もリバーブがかかったような響きが出ていて驚きました。これが『箱鳴り』の効果なのでしょうか。
この傾向は5弦の方がさらに顕著でうれしい限りです。
弾いていて気持ち良い響きを感じながらリハビリをしてやろうと思います。
2本のギターが素晴らしい状態になって新年を迎えられる喜びに包まれた1日でした。
この度は、色々な我儘に付き合っていただき本当にありがとうございました。
落ち着いたらレポートを送りますのでよろしくお願いします。
来年も 『ギター工房オデッセイ』 の更なる発展をお祈り申し上げます。
I.H.さん、とても暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
リペア前後の音色を比べると、明らかに低音成分のボリュームとサステインが大幅にアップされたと思います。
それは高音弦でも同様の傾向で、チューニングを行うときのヘッド部の振動が大きくなりました。
ギターの潜在能力に私自身も驚いた次第です。
今回、I.H.さんの2本のギターをリペアさせていただきながら、ギターはオーナー様の強い思い入れで、ここまで蘇るのだということを強く感じました。
もちろん、それは私自身にとっても大きな喜びであり、自信につながっていくと思っています。
なにより、ギターが蘇ること、そしてオーナー様に喜んでいただけて、リペアマン冥利に尽きる気持ちでいっぱいです。
これからも蘇ったギターたちと一緒にすばらしいギターライフをお送りください。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願いいたします。