Pearl PF-620
戻る 兵庫県にお住まいのS.M.さんからPearl PF-620のリペアご依頼をいただきフレット交換、ブリッジプレート・リペアなどを含むトータル・リペアを行いました。リペア後のギターをお引き取りにお越しになったS.M.さんから、とても温かいメッセージが届きました。
ギター工房オデッセイ 樋口 様
お世話になっております。
S.M.です。
カポの有無での音狂いについては、
カポ無しで調弦し演奏後、カポをすると音が狂うので調弦が必要でした。
カポありで調弦し、カポを移動させてもほとんど狂いがありませんでした。
ギターの音は、これまででは有り得ないクリアーな音に仕上がっていました。
ここまでリペアして頂き、ありがとうございました。
感謝申し上げます。
先の話ですが、ギターの修理費用が溜まりましたら、別のギターもお願いしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
S.M.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
リペア前の試奏では、こもりがちの音色に加えて、フレット音痴が顕著で悲しい出音でしたが、アジャスタブルサドル溝を埋木して、スロットサドル化することによって、弦の振動がボディに効率的に伝搬できるようになりました。
出音改善はTUSQ化とフレット山整形も大きく関わってきていると思います。
なお、開放状態の調弦がカポ使用時に継承できない件に関しましては、先回のメールでお伝えさせていただいた通りです。ご了承のほど、お願い申し上げます。
リペア後のギターにご満足いただけて、私もホッと安心しております。
これからもPearl PF-620がS.M.さんの傍らで活躍することをお祈りしております。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願いいたします。