Taylor 710
戻る 愛知県にお住まいのH.S.さんからTaylor 710のリペアご依頼をいただきネックリセット、フレット交換、ブリッジプレート・リペアなどを含むトータル・リペアを行いました。リペア後のギターを受け取られて、H.S.さんから温かいメッセージが届きました。
後日、H.S.さんからCat'sEyes CE-2000のリペアご依頼もいただきました。H.S.さん、いつもありがとうございます。
ギター工房オデッセイ
樋口様
昨日ギターを受け取り、本日弾いてみました。
第一印象は、パワーが戻った。とてもよく鳴っています。
次に、バランスが戻った。いつの間にか低音ばかりなるギターになってたんですね。
そして、それがドレッドノートだと思ってました。
驚いたのが、ネックヒールのクラックとバックブレイシングの剥がれ。
ネックヒールは、修理前に写真を送っていただきましたが、
いつネックが飛んでもおかしくなかったように思いますし、
バックブレーシングも先ほどリペアファイルで確認しましたが、
改めて、修理に出さなければボディーが壊れていたのではないかと感じました。
これで、安心して弾き続けることができます。
思い入れのあるギターなので、本当にありがとうございました。
H.S.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
経年が進んでいるギターで、機構的に補修する点が多くありましたが、部材的には乾燥が適度に進んでおり、大きな潜在能力を秘めていると感じていました。
リペアを進めていくうちに想定外の事象を確認することになり、ご報告とご相談をさせていただきました。
リペア後はビンテージギター特有の箱鳴り感が大きく、ヘッド部まで弦の振動が伝わるようになりました。
また、ネックリセット行うことによって弦高・サドル高を最適に設定することができました。
これからも本来の潜在能力を取り戻したギターとともに、素晴らしいギターライフをお送りください。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願いいたします。