Martin D-45

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ギター工房オデッセイ
樋口英之様

こんにちは、昨日ギターを無事に受け取りました。
このギターは、ネックのバインディングが剥がれてから、違和感を感じて殆ど弾くことはありませんでした。
弾かなくなると不思議なもので、どこかしらこもったような、元気がない音になってしまっていました。

早速、リペア後はどんな状態になっているか、夜ですが演奏しました。
「一番気になっていたネックの違和感は・・・　　オーッ！！しっくりくる、しかもめちゃくちゃ弾き易い。」
「音は・・・？　特に変わらないな～」と思いつつ、ぽろぽろと弾いていました。
２時間ぐらい経った時でしょうか、「あれ？音が変わってきた？気のせいかな」
さらに弾き続けるとまた変化が「これは気のせいではないかも、響きがよくなってる。」

別のギターを数本出してきて、弾き比べて確信しました。
このギターは目を覚し始め、もっと鳴るようになると。
気が付けば、夜が明け初めていました。
音を表現するのは難しいですが、軽く弾いても音量があり、きらびやかで前に出る音といったらいいでしょうか
曇りから晴れになった感じです。

時間もお金もかかりましたが、大満足です。
ほかの調子が悪いギターもありますので、またよろしくお願いいたします。
最後ですが、心のこもった手紙をありがとうございました。
樋口様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

M.K

M.K.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。

今回ネックリセットを行う工程の中でネックとボディが分離された状態でネックのバインディング浮きとネック裏塗装の剥がれのリペアをじっくり行いました。
完全とまではいかないですが、オリジナル状態と比較するとかなり改善されたのではないかと思っています。

リペア後のギターにご満足いただけて、私もとても嬉しい気持ちで一杯です。

これからもMartin D-45、そして他のギター達と一緒に素晴らしいギターライフをお送りください。

この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。