Martin OOO-28EC
戻る 北海道にお住まいのH.T.さんからMartin OOO-28ECのリペアご依頼をいただきました。弦高が高いのでネックリセットを含む弦周りのトータルリペアを行いました。リペア後のギターを受け取られて、H.T.さんから暖かいメッセージ届きました。
ギター工房オデッセイ
樋口様
昨日、リペア後のギターを無事受け取りました。
早速チューニングしてみました。どこがどう変化したとは表現しにくいのですが、自作のサドルで無理やり弦高を下げていたときとは明らかに異なる音を実感いたしました。
また、バランスよく調整された弦高のおかげで、1フレットからハイフレットまで左手指への負荷がかなり軽減されたようです。この数年、あまり弾くことの無かった本器でしたが、これからは指の病気と折り合いをつけながら楽しんでゆきたいと考えております。
リペア予約メールの日付を確認すると、2008年10月となっており、ちょうど2年が経過したことになりますが、待った甲斐のありました。これからは、このコンディションを維持しつつ、少しでも永く趣味のギターを続けてゆきたいと思います。
ありがとうございました。
H.T.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
本当に長い期間お待ちいただき、感謝しております。
またリペア後のギターの音色と演奏性にご満足いただけたとのこと、私もホッと安心するとともに、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
リペア前は曇りがちな音色と、アンバランスなネック状態でしたが、今回ネックリセットを行うことでボディとネックの接合状態を改善することにより、ギター全体からの音の響きを取り戻すことができ、最適な弦高に設定できたかと思います。
これからもH.T.さんがOOO-28ECの癒しの音色とともに、素晴らしいギターライフを送られることをお祈りしております(私も指に障害を抱えている者として、音楽を楽しみながら、これからもリハビリを兼ねて一生ギター演奏を続けていきたいと思っています)。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。