GUILD FC-60
戻る 新潟県にお住まいのA.K.さんからGUILD FC-60のリペアご依頼をいただきました。ネック元起きがみられましたので、ネックリセット、フレット交換を含むトータルリペアを行いました。
リペア後のギターを受け取られて、A.K.さんから暖かいメッセージが届きました。
ギター工房 オデッセイ 樋口英之様
この度はGUILD FC60のトータルリペアありがとうございました。
このギターは弦高が高く、長時間弾く事は少々大変でした。自分でネックを調整して見たりしましたが、改善はしませんでした。
あるとき、ネットで樋口様のホームページを拝見し、この方にお願いしようと即座に感じました。
2年間待ちましたが、適正にリペアされたギターを弾いてみて、こんなにも音色が変化するものかと驚きました。
以前より、音のバランスが良くなり、全体に音が前面に飛びだして行くようになりました。特にストロークプレイにおいては音に迫力さえ感じるようになりました。
テクニックはまだまだ未熟ですが、このギターの音に負けない演奏がしたいものです。
初めて、ギターのリペアをお願いいたしましたが、自分のギターがここまで変化するとは大変驚きました。
また、樋口様のホームページでリペアの状況が拝見でき、とても安心感がございました。
今後ともすばらしいギターリペアに期待いたしております。
それでは、またお願いする日まで。
新潟県
A.K.
A.K.さん、暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
今回リペアさせていただいたギターが、A.K.さんのお兄様から譲り受けられたとのことを知って、このFC-60に込められた強い思い入れや、たくさんの想い出などを推し量りながらリペアさせていただいた次第です。
状態的にはA.K.さんのおっしゃるように、リペア前はネック元起きに起因する高い弦高とともに、とても控えめな音色でした。
リペア終盤で弦の張ったとき、そのギターから発せられた凄まじいともいえる低音と、高音の伸びは「これが私の実力です!」と自信満々な、そんな感じを受けました。
今回のリペアで経年的な補修項目はほぼカバーしましたので、今後何十年FC-60は元気に音色を奏でていってくれることと思います。
A.K.さんがFC-60と一緒に素晴らしいギターライフを送られることをお祈りしております。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。