Martin D-45
戻る 埼玉県にお住まいのH.F.さんから1975年製のMartin D-45のリペアご依頼を頂きました。リペア前のギターを受け取った時、悲痛な鳴き声が聞こえたような気がしましたが、リペア後はバリバリの現役ギターに戻りました。リペア後のギターを受け取られてH.F.さんからとても暖かいメッセージが届きました。H.F.さん、ありがとうございました。
この度は本当にお世話になりました。
そして感動をありがとうございます!
数ヶ月の間、待った甲斐がありました。
もっと早くお願いすれば良かった。。。
リペア前は全体的に音が篭もった感じで全く音が前に出ず、それどころか2弦の「ビビリ」現象も現れ、弾くに弾けない状況でした。悲しかったなぁ~。
思い通りに鳴ってくれないストレスは耐え難く、一時期は手放そうと考えた事もありました。
しかし今では、思い切ってリペアに出す事を決断して、本当に良かったと思っています。
リペア後は お世辞抜きで、音に関する不具合は全て解消されたと言っても過言ではない程完璧な仕上がりです!
指弾きでは一音一音がハッキリ出る様になり、サスティーンの余韻が心地良い~!!
ストロークでガッツリ弾くと、全体的に音がドーンとまとまって出てくれます。特にハイ・ポジションのコードでそれを感じる事ができ、まさに理想的な仕上がりです。
ガタガタだったペグを交換した事で、あれ程苦労していたチューニングも、今ではストレスなく一発でピタリと決まります。
オリジナルパーツに拘ったところで、実用性に耐えられない状態では、楽器として全く意味が無いのだと実感しました。
とにかく本来のマーチンD-45の音に、今更ながら感動しています。
心から樋口殿の技術力の高さと その完成度に敬意を表します。
本当に有難うございました。
また何かあった時にはどうか相談に乗ってやって下さい。
宜しくお願い致します!
樋口殿の益々のご活躍を心より祈念しております。
PS: ギター(愛器)が我が家に着いた日の夜、
仕事を終え帰宅した後、夕飯もとらずに
ずっと弾いていました。
これからは寝不足になる日が増えそうです。
H.F.さんのとても熱い気持ちが伝わって参りました。
お喜び頂けて、本当に良かったと思っております。
本当はギターを受け取った時、その状態を見て、リペアできるかとても不安でした。
でも、D-45と一緒に過ごす日々を重ねるうちに「なんとか蘇らせたい」「必ず蘇らせられる」という気持ちがこみ上げてくるようになりました。きっとギターが私をそうさせたのだと思います。
本当に長い間、お待ち頂いてありがとうございました。そしてとても力づけられるお言葉を頂き、本当に感謝の気持ちで一杯です。
これからもH.F.さんが愛機D-45と素晴らしいギターライフをお送りくださいますよう、心よりお祈り致しております。
この度は弊工房にリペアのご依頼を賜り、本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。