YAMAHA FG-350
戻る 神戸市にお住まいのKさんからリペアのご依頼を受けました。Kさんは1970年代フォークソング全盛期に青春時代を過ごされ、
ご自身もこのギターと一緒に半生を過ごされた方です。
さすがに弾き込まれたギターだけあって、フレットの減り方は半端ではなく、1フレット1,2弦は、ヤスリで削ったように平らになっていました。
また、ナットとサドルも、かなりすり減っていたので、
フレットと一緒に「弦まわり全て」を新規リペアすることにしました。
ギターリペア完了後、Kさんには工房へお越しいただき、音を確認して頂きました。Kさんの一言、「非常に良くなりました。満足です。」をいただき、私も本当に満足した次第です。
1970年代から80年代に製造された日本製のギターの素材(特にボディ)は、とても良質のものが使われています。
今回のように、弦周りのリペアだけで、新品あるいはそれ以上の音色を出せるようになることに、私自身大きな自信を得ました。
Kさん、今回は当工房でのリペア作業を賜り、またとても大切なギターをお預け頂けたこと、本当にうれしく思っています。
今後とも、よろしくお願い致します。 ありがとうございました。