Takamine KO-50
戻る 東京都にお住まいのS.K.さんからTakamine KO-50のリペアご依頼をいただき、フレット交換と弦周りのTUSQ化を行いました。リペア後のギターを受け取られて、S.K.さんからとても温かいメッセージが届きました。
樋口様
長期出張中にギターが届き、なかなかギターに触れることが出来ずにやきもきしていましたが、昨日やっとギターを手にする事が出来ました。
ギターをチューニングする時点で違いが歴然と判りました。
全く別のギターに生まれ変わっていました。
素晴らしいの一言です。
今までHard Rainの1弦(G)のチューニングに苦労していたのが容易になり、フレット移動の際の音のブレも少なくなりました。
ハーモニックスも美しく、自分が上手くなったと勘違いしてしまいます。
有り難うございました。
S.K.さん、とても暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
リペア前のギターを試奏させていただいた時、ボディヒットをはじめとする押尾奏法に耐えられるギターの構造上のコンセプトから、堅い音色でかつ響きが弱い印象を持ちました。
リペアを行うことで果たしてどこまで音響特性を改善できるのか、
ギター製造上のコンセプトをどこまで踏襲できるのか、
不安を抱えながらのリペア作業でした。
リペア後のギターの音色を確認したとき、そんな不安は一気に解消して心地よい箱鳴り感も楽しむことができました。
といっても、その段階ではあくまでも自画自賛だったのですが、S.K.さんからのメッセージを受け取ったとき、自分の感性は間違っていないんだという喜びと自信を感じることができました。
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げますとともに、今後とも何卒よろしくお願いいたします。